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 Latest CD Reviews
 
Leela James / Did It For Love
[Leela James / Did It For Love] Leela Jamesの3年ぶりの6作目。今までの路線を継続した、普遍的なR&B作となっている。バンド演奏に、PianoやHornを加えたTrackは、Upなものから、ミディアム〜スローと様々。曲にあわせて、時にはしっとりと、時には力強く歌い上げている。話によると大半の曲の録音時には妊娠してたそうで(のちに無事出産)、そんな私生活でのハッピーさも反映ているようだ。30歳代中盤を迎え、ますますの安定と成熟を見せている。

Jay-Z / 4:44
[Jay-Z / 4:44] Jay-Zの4年振り、13作目。Beyonceが前作のLemonodeで、Jay-Zの浮気を嘆いていたことに対するアンサー作的な位置づけになり、1曲目からKill Jay-ZとRapしたり、Beyonceや娘(Bonus Track)をGuestに起用したうえで、Family色を押し出した曲を後半に配置したりと、イメージ回復に躍起となっている。前作No IDによるTrackは、古めのソウル曲のサンプリングを多用しつつ、うまくまとめており、流石のQualityと統一感を生んでいる。弟子のKanyeの初期の作品を彷彿させる気もする。まあ、壮大な茶番劇といえないこともなく、こんなことまでビジネスに結びつけるJay-Zは流石の商売人だ思う。

Bryson Tiller / True To Self
[Bryson Tiller / True To Self] デビュー作のTrapsoulがミリオンヒットになった、ケンタッキー出身のSinger / Song Writer, Bryson Tillerの2年振りの2作目。第一印象では、DrakeやFrank Oceanのようなアンビエントでダウナーで浮遊感のあるサウンドが特徴的。ただ、本人がAlbum Noteでインスピレーションを受けたとしているArtistの多くは女性R&B Singerで、ちょっとした違和感はあるのだが、多くのTrackで90年代R&Bを引用しており、アプローチとしては新しい。ところどころでUpな曲はあるがスロー中心の構成で、Brysonの静かで切ない唄が、マッチしている。

Big Boi / Booomverse
[BIg Boi / Boomverse] Big Boiの5年振りとなるソロ3作目。TitleやCD Jacketから宇宙志向なのかと思ったら、そうではなく、路線は今まで通り。Organized NoizeをExecutive Producerに迎え、前作よりは唄少なめで、バラエティに富みながら、まとまりのよいHip-Hop作である。Guest陣も豪華で、サウスのりの曲中心に、FunkでUpな曲が加わるような構成だが、特にAの初音ミク使いには驚いた。とにかく、Big Boiらしい楽しい作品に仕上がっている。

Kehlani / SweetSexy Savage
[Kehlani / SweetSexySavage] Oakland出身の女性R&B Singer, Kehlaniの初physical作。Mixtapeでのグラミーノミネートを経てのメジャーデビューである。全身タトゥーに、黒人とは言い切れないような多様な混血ということもあり、型にはまらないような音楽かという先入観もあったが、それほどでもなく、やや低体温気味の今どきのR&B作品である。序盤はPopな曲が続くが、中盤より茫洋とした静謐なスロー曲に切り替わる。Trackも、今どきではあるが、騒がしくなく、キュートなKehlaniの歌声を引き立ててると思う。

Migos / CULTURE
[Migos / CULTURE] ATL出身の親戚3人によるHip-Hop Act, Migosの2作目にして、大ブレイク作。Cの替え歌をSNSに乗せるのが流行ったようで、このアルバムもチャート1位を獲得している。南部の一大潮流となったTrapの2017年を代表する作品になっており、Zaytovenなど、そっち系のProducerによるシンプルなTrackが特徴的である。それだけでなく、3人組の特徴を活かした掛け合いというか合いの手というかで、独特で絶妙な間を作り出しており、これがやみつきになる。

John Legend / Darkness And Light
[John Legend / Darkness And Light] 3年振りとなるJohn Legendの5作目。Alabama Shakesの出世作"Sound & Color"をProduceしたBlake Millsに制作を任せており、いつものR&Bとはまた違った印象が目新しい。固めのBass音が特徴的なアコースティックで太めのバンドサウンドに、Organ, Strings, Horns, PresussionをところどころフィーチャーしたTrackはそれだけでも聴き応え十分。そのうえで、John Legendが硬軟取り混ぜ、自由に唄いあげている。良メロディーのしみじみとした曲も多く、味わいがある。

Joey Bada$$ / All-Amerikkkan Bada$$
[Joey Bada$$ / All-Amerikkkan Bada$$] Joey Bada$$の2年振り2作目。90年代イーストコーストのHip-Hopを受けついでいる人で、DJ Khahliliや身内のKirk Knightなどによるサウンドは、ハードコアでストレートなものもあるが、全体的にはメロウでスムースでPop。それだけでも十分に楽しめるのだが、Lyricsのほうは、とってもポリティカルで現状の黒人社会の状況を憂い、怒りを体制にぶつけており、本人も若い世代が意見を主張することが重要と言っている。それに加え、Rapスキルは一層高まっていて、22歳とは思えない落ち着きを示している。

Valerie June / The Order Of Time
[Vlarelie June / The Order Of Time] テネシー出身でアメリカーナのSinger, Valerie Juneの2作目。全曲のWritingも担当している。CD Jacketの雰囲気とはまるで違って、Roots MusicにR&B, Blues, Folk, CountryをMixしたような比較的ゆったりとした素朴な曲によって構成されている。ところどころ管楽器を用いたバンド編成による静謐なTrackに、Valerieの揺蕩うような、やわらかい声が心地よく、穏やかな気持ちになれる。音楽的志向は全然違うはErykah Baduの唄を思い起こさせる。

Wale / Shine
[Wale / Shine] Waleの2年ぶり5作目。Producerはほぼ一新されたが、前作からの流れを踏襲している。冒頭では唄中心かと思ったが、後半はRapに比重を移している。それにしてもバラエティに富んだ作品で、アンビエント、ラテン、サウス、ストレートなHip-Hop、Popな曲、スローでメローな曲と様々。曲ごとにProducerが違って、Guestも多数ではあるが、散漫になることなく、凝った曲が多くただただ面白い。ゆるめのだみ声Rapも相変わらずで、味わい深く聴けます。
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