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 Latest CD Reviews
 
Adele / 19
UKの女性Pop Singer, Adeleのデビュー作。Album Titleにあるように、まだ19歳ながら、Song Writingまでこなす才媛である。この手のArtistとしてはAmy Winehouseが先に最高を収めているが、Adeleは同じようにストリート性を帯びながら、Amyほどやさぐれてなく(上品で)、Soundもフォーキーな感じだ。R&B, Jazzっぽさも加わっている。Piano, Guiterなど生楽器中心にゆったりとして落ち着いたアレンジのTrackが多い。ただ、このAlbumの主役はAdeleの唄。上手いだけでなく19歳とは思えない落ち着きと表現力があり、聴き入ってしまう。

Keith Sweat / Just Me
[Keith Sweat / Just Me] 最近は企画盤が続いたので6年ぶりとなるKeith Sweatのオリジナルアルバム。スロー中心に男女の間柄を歌い上げるというスタイルは変わるわけも無く、いつものKeith Worldが繰り広げられている。T-Painぽく声をいじったTrackがあったりして、少しはトレンドを意識しているようだが、あくまでも主役はKeithの唄。濃密なR&Bの世界に浸っていただきたい。

Angelique Kidjo / Djin Djin
[Angelique Kidjo / Dji Djin] Benin(西アフリカ)出身NY在住、Anglique Kidjoの2007年リリース作。同年のGrammy賞も獲得したアルバムである。世界各地の音楽を消化してきた人だが、今回は出身であるAfricaに軸足を置いているようだ。歌詞も英語と現地の言葉を曲によって使い分けている。前半はAliciaやJoss Stoneら豪華Guestを起用し、西洋的味付けが濃いが、Guestがアクセント程度に感じられるほどのAngeliqueの存在感の大きさを感じる。後半は素直なWorld Beatになっている。

Nas / Nas
[Nas / Nas] 約1年半ぶりのNasの新作。今回もタイトル問題で物議を醸した結果、無題となった。今や闘うAfrican American代表みたいになってしまったが、今回もAmericaの抱える政治、人種などの問題に一層鋭くストレートに切り込み、Lyricistぶりを発揮している。前作同様、やや豪華なProducer, Guest陣によって、Trackは今っぽく仕上がっているが、迫力の増したNasのRapがのって来ると重厚さを帯びてくる。Nasの意識の中にある切迫感が押し寄せてくるようなアルバムだ。

Al Green / Lay It Down
[Al Green / Lay It Down] lue NoteにおけるAl Greenの3作目。1960年代のデビュー以降コンスタントにアルバムをリリースしてきた人だが21世紀を迎えても、その制作意欲は衰えていない。今アルバムの特色は、なんといってもProducerとして全面的にJames Poyserと?uestloveが起用されていること。(もちろんMusicianとしても。) フィリー・サウンドやコンテンポラリーなものを持ち込んで来るという予想を裏切って、生音+ホーン+ストリングスによって70年代のハイ・サウンドが見事に再現されている。3人のVocal Guestの人選もベストで、作品の雰囲気にマッチしている。R&Bファンとしてはこういうアルバムを聴いているときが至福のときです。

Lil wayne / Tha Carter III
[Lil Wayne / Tha Carter III] Lil Wayneの3年ぶり6作目。大物感漂う今日この頃だが、実はまだまだ25歳である。見た目は日に日に悪っぽくなり、貫禄も増すばかりだが、Rapのスキルもトップレベルへと向かっている。ご存知のように圧倒的な数のMix Tapeの製作と客演によるものだろう。ProducerやGuestにUS全土から大物を呼べるようになったからか、サウスっぽさはほとんど影を潜め、全国区向けアルバムに仕上がっていて、大ヒットにもつながたようだ。サウンドもバラエティさが増して充実してきたが、なんと言っても主役はWayneのゆるいRapだ。

Usher / Here I Stand
[Usher / Here I Stand] Usherの5作目。メガヒットとなった前作"Confession"より4年を経て、満を持してのリリースである。旬なProducerや大物Producerを自在に起用し、今回もQualityの高いアルバムを送り出してきた。サウンド的にも新しく、キャッチーな曲が並ぶ前半にくらべ、中盤以降はしっとりした曲中心に構成し、Usherが"唄える"ことを証明していて、4年間の成長を聴き取ることができる。MichaelやPrince, Stevew Wonderっぽい曲もあり、またTrackのほうも80年代からの影響が感じられ、この辺も時代の流れをうまく読んでると思う。

Algebra / Purpose
[Algebra / Purpose] 新人Female R&B Vocal, Albegraのデビュー作。日本語にすると"代数"という変わったアーティスト名だが本名とのこと。Song WritingにProduceもこなすところが、今時のR&B Vocalistらしい。Kidar Massenburgのバックアップを受けていることもあって、大雑把に言うとオーガニック・ソウル系ということになろうか。静謐で都会的なスローに抑制の効いてこちらも都会的なAlgebraの声の組み合わせは絶妙だ。数曲あるリズミカルなミディアムでも印象は変わらない。アルバム全体としてはフィリー系からHip-Hopまで飲み込んで、うまく幅を持たせてると思う。

50 Cent / Curtis
[50 Cent/ Curtis] 2007年秋の50 Cent デビュー3作目。デビュー時のインパクトが大きかっただけに、リリースを重ねるごとに勢いがなくなっていることは否めない。日本からはただのカミツキ屋さんという印象しかなくなってしまった。自身が成り上がるまでをテーマにしたこのアルバムでは、ストリート回帰を狙ったようだが、予想以上に緊張感があって、身の詰まったアルバムに仕上がっている。突出した一曲はないが、個々のTrackのできは悪くない。Producerを多用しながら、統一感もあって、そこは50 Centの求心力の成せる業だろう。

Lyfe Jennings / Lyfe Change
[Lyfe Jennings / Lyfe Change] Lyfe Jenningsの2年ぶり3作目。地味な部類にはいる人だと思うが、コンスタントにアルバムリリースできているのは喜ばしいことだ。USにも本物のわかる人たちがいるということであろう。2児の父となり私生活が充実しているせいか、穏やかなイメージを受ける曲が増えた気がして、そこが"Lyfe Change"なところか。前作までは1曲毎に入っていた解説的モノローグが無くなったのも変化である。もちろん硬派なソウルであるところは一貫しているし、自作自演でSelf Produce中心なのは変わっていない。一曲一曲に心が入ってるし、質の高いアルバムといえる。
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