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OST / Dreamgirls
[OST / Dreamgirls] 60-70年代のR&B業界を背景に黒人Girls Groupの栄光と挫折を描いた映画"Dreamgirls"のサウンドトラック。Beyonceが主演し、これがデビュー作となるJeniffer Hudsonが主役を食った演技でアカデミー助演賞を受賞したことは周知のことだろう。華やかで切ない映画の印象をそのまま反映していてアルバムを聞きながらも映画を追体験しているような気分になる。Beyonceはもちろんのこと、Jeniffer Hudsonのドスの効いた歌唱や、Jammie FoxxとEddie Murphy, 二人のコメディアンの本格的Vocalなど歌の魅力が十分に伝わってくる。今では味わえないような生演奏、生歌によってR&Bの本質を味わうことができる作品だ。

Collie Buddz / Collie Buddz
[Collie Buddz / Collie Buddz] New Orleans出身で24歳の白人Raggae DJ Collie Buddzのデビュー作。まず、Jamaica出身でも黒人の血がはいっているでもない人が、これだけのRaggaeアルバムを作ったことに素直に驚く。SizzlaやDamian Marleyなどと比して十分な全くの正統派Raggae作品である。3曲程度でHip-Hopをとりいれているところが、あえて言うならUSの人っぽいところか。Trackはまだしも、唄のほうでRaggae的歌唱をマスターしていて、ダミ声で押したりする技術も生得している。それだけでなく、Song WritingやEngineeringもこなしていて、多才なところも披露している。

Mary J. Blige / Growing Pains
[Mary J. Blige / Growing Pains] Mary J. Blije、2年ぶりのアルバム。最初に聞いたとき受けた過去になく軽快な印象がアルバム全体を特徴づけている。特にのりのよい先頭の3曲のインパクトが強く、後半はスローの佳曲が続くのだが、重苦しいTrackは無く、最後までこの感触は変わらない。Feemster, "Tricky" Stewart, Stargateなどの新世代のProducerを積極的に採用したことが、この新展開に貢献しているようだ。Album Titleから感じられる悲愴感も無く、逆に痛みをプラスに変える経験と強さを感じさせてくれる。そういった意味ではMaryしか作りえないアルバムだと思う。

Tank / Sex Love & Pain
[Tank / Sex Love & Pain] Mail R&B Vocal, Tankの3作目。最近はSong WriterやProducerとしての活動が目立っていて、Singerとしては5年振りのアルバムである。しっとりとしたミディアム―スロー中心の濃厚なR&Bで、歌詞も合わせて恋愛もの中心だ。Soundは今風でありながら、あくまでオーソドックス。Tankの声は中太で、おだやかに歌い上げる感じだ。

Federation / It's Whateva
[Federation / It's Whateva] Rick Rockによって2002年に結成、2004年にデビューしたMC3人組、Federationの2枚目。Hyphyを代表するグループでもある。79分を超える長尺アルバムでもあるが、最後まではじけまくりで、ところどころインパクトのある曲が配されていて、飽きさせない。Rick Rockが全曲一人でProduceしているのにも驚く。特にロックっぽいTrackが印象に残る、勢いのある作品である。

Keyshia Cole / Just Like You
[Keyshia Cole / Just Like You] デビュー作がヒットした26歳Keyshia Coleの2年ぶり2作目。Mary J. Bligeに次ぐHip-hop Soulの担い手として期待されているわけだが、Ghettoっぽい生い立ちもあって、その期待には十分応えてくれている。近年さまざまな試みを続けるMaryより、よっぽどMaryらしい気もする(?)。アップ中心に- ミドル - スローと多様なTrackは、前作の路線を踏襲しながらも、確実にレベルアップしている。全曲Producerが違う割には、Ron Fairが全体を締めていて、アルバムとしてもうまくまとまっている。たまにグッとくるハスキーな声もKeyshiaの個性として定着したようだ。

Lupe Fiasco / Lupe Fiasco's The Cool
[Lupe Fiasco / Lupe Fiasco's The Cool] デビュー作でいきなり高評価を得たLupe Fiascoの約1年ぶり2作目。その自信によるものだろう、著名Producerの起用は無く、有名GuestもSnoopくらいで、ほぼ身内による作られたアルバムだ。そのうえアルバムのコンセプトを明確にし、ストーリー性を持たせたことにより、前作以上にまとまりがよく、一体感のあるアルバムになった。デビュー作中のTrackであり,ハスラーがゾンビとして蘇るという"The Cool"を膨らませたコンセプトによって、アメリカンコミック的で、しばしオカルト的でダークな印象を持つところなどは他のHip-Hopアルバムとは完全に一線を画している。ただ、力の抜けたよどみないフローのほうは相変わらずだ。

Mario / Go
[Mario / Go] Marioの3年ぶり3作目。少年、青年と成長してきたMarioだが、今作では大人の仲間入りだ。(といってもまだ20歳)。 自身の意向でProducer群も一新されており、過去の成功に固執しない姿勢も感じられる。NeptuneやTImbalandの大物が埋もれるくらい他のProducer陣が良い仕事をしていて、全編、今時のR&BらしいTrackばかりだ。曲調はアップ、ミディアム、スローとバランス良く、何よりMarioの唄の表現力が一段と進歩している。近年、若手Male Vocalの犇くR&B界にあって、その先駆者の一人としてのリーダーシップが感じられる。

Wy-Tang Clan / 8 Diagrams
[Wu-Tang Clan / 8 Diagrams] 最近、活動中止ぎみだったWu-tang Clanのなんとおおよそ7年ぶりの新作。ODBがなくなってから最初のアルバムでもある。ほとんどのTrackをRZAがProduceし、音数少なめのシンプルなループにマイクリレーがかぶさるというWu-Tangとしてはベーシックなスタイル中心で、またカンフー風味が効いているところもあって、原点回帰傾向は強いようだ。サプライズはないが、破綻もなく、ある意味、小さくまとまってしまった気もする。

Angie Stone / The Art Of Love & War
[Angie Stone / The Art Of Love & War] Angie Stoneの3年振りの4作目。第1号アーティストとして新生Staxからのリリースである。Titleは少し過激な感じだが、サウンド的には今までで一番しっとりと落ち着いており、クラシックな雰囲気を持つ曲も多い。アフロな髪型もストレートになり、見た目にも少しずつ年輪を感じさせるようになったようだ。ただ、後半に続くFunkなTrackもまだまだ魅了的である。レーベルを移籍したせいか、Producer, Guest陣とも地味目だが、盟友Jonathan Richmondとのコンビネーションは継続されていて、まとまりのよさを感じさせるアルバムである。
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