Black Music Album Review by planet.ky
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2000年代にR&B Duo, Floetryの一員として活躍し、2010年代以降はソロとして活動しているMarsha Ambrosiusの4枚目のソロアルバム。
2021年には録音は完了してたとのことだが、ProducerのDr. Dreが脳の病気だったこともあって、やっと仕上げが終わり、2024年夏のリリースとなった。そのDreが全面Produceしており、しかも全曲オーケストラ演奏ベースにサンプリングを巧みに融合させた何ともゴージャスな作品になっている。
全曲スローでJazzyなスタンダード集のような趣き(CDジャケットもそんな感じ)で、Hip-Hop要素はやや控えめ。⑫では、先達のアーティストの名を挙げて、リスペクトを示している。40歳台中盤を迎えたMarshaが緩急をつけた歌唱で貫禄を見せている。
R&B SingerでProduceやSong Writingでも著名なLeon Thomasの2ndアルバム。ゲストとしても参加しているTy Dolla $ignのレーベルENMNYの第1号アーティストでもある。
もともと俳優として子役時代から映画/TV/Broadwayで活躍してた人で、そのつながりでAriana Grande作品の制作に携わり、その後、Drake, Ella Mai, Chris Brown, Kehlani, Rick Ross, SZAなど錚々たるアーティストの作品にProduce, Song Writingで参加し、グラミーも受賞してと輝かしい実績とともに、2023年にSingerとしてアルバムデビューを果たしている。
ベースにあるのは、70年代から受け継がれるオールド・ソウルで、ゆったりとした曲が多い。そんなサウンドそのままの曲が半分くらい。あとは、Rapのように唄ったり、Trapであったり、声にエフェクトを効かせたりと変化をつけている。アルバムリリース時に30歳であったLeonの唄は正統的で、やや抑え気味。声のトーンは少し高めではあるがお、年相応な印象を受ける。
ちなみに、アルバムタイトルの”MUTT”はバイクメイカーで、1曲目冒頭のバイクの排気音がそれなのではないかと思われます。
Megan Thee Stallionの2年ぶり、メジャー3作目。蛇がコンセプトになっているらしく、①②⑨⑩⑱などは蛇の種や蛇に関することがタイトルになっている。なんでも、脱皮を繰り返さないといけないというMeganの思いが反映しているようで、CDのブックレットで大胆なセミヌードになっているのも、そういう意図があるのかもしれない。女性ラッパーのトップの1人の地位を得た自信と心機一転みたいなものも感じられる。
なんといっても、われわれ日本人にとって、馴染み深いのは⑦と⑩で、世の中でもバズった⑦では、ラッパー千葉雄喜をゲストに迎え、一部日本語でのRapも披露している。また、⑩では、日本アニメおたくの本領を発揮して、呪術廻戦よりサンプリングしたり、その登場人物やNarutoを歌詞に織り込んだりとしている。
アルバム全体としては、Trapを中心としたサザンラップで、相変わらずの力強いが印象的。Victoria Monetを迎えたメローな⑬や軽快な⑯がアクセントになっている。
Lucky Dayeの3年ぶりの2作目。引き続き、D’Mileがメインプロデューサーとして、堅実かつ、Lucky Dayeの世界観をうまく表現した楽曲を提供している。
今までの路線を維持しつつ、ファンク、ロック、プリンスっぽい曲や、甘めのバラードなど聴きどころは多め。全体的にインスト部分が多く、ちょっと長めの曲が多いのも、特徴的である。
また、Bruno Masrsが制作に参加した⑩などは、いかのもBrunoらしい曲になっている。
アラフォーになったということで、後半にかけてエモーショナルに唄いあげる曲もでてくるが、まだまだ若さを感じさせてくれるのが印象的だ。
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