Black Music Album Review by planet.ky
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Sonic Youth解散後、2作目となるKim Gordonのソロアルバム。リリース時の年齢は70歳ではあるが、攻撃的先鋭的でExperimental Hip-Hopにカテゴライズできそうな作品になっている。ギター、ドラム、ベースに演奏を目いっぱい歪ませたものに、ノイズ、効果音を加えたトラックと、Kimの厭世的なRapというか語りが合わさったサウンドはかなり強烈で迫力がある。中毒的なところもあるが、自分の感性とは合わないかな。
2024年秋にリリースされたDenzel CurryのMix Tape。この少し前にドロップされたKing of the Mischievous South, Vol. 2に数曲足されたComplete盤である。ややこしいが、そのVol. 2は10年前にリリースされたVol. 1の続編である。
前作のMelt My Eyez See Your Futureはメローな印象が強かったが、今回はサウス色全開のコアなRap Albumになっている。GuestやProducerもA$AP Mobbの二人を除きサウス方面からの参加となり、メジャーな人たちは少な目。Trackもバウンシーなものが多く、ただ、後半にかけてはメローな曲も少々。
どうしても同じようなTrackがならんでしまうが、Denzalの唄うようなRapは芯が強く、個々の曲のクオリティは高い。
2024/11/21の恵比寿ガーデンホールのライブを見に行ったが、半数程度は、当作からの披露であり、盛り上がっていた。なお、④参加のTiaCorineは父方の祖父が日本人のクオーターだそう。
才人というか異端というかな二人、James BlakeとLil YachtyによるDuo作。
Lil Yachty自身が良い意味で強固なスタイルを持たない人なので、どうしてもJames Blakeのトーンが強くなっている。逆にLil Yachtyとしては、また新たなバリエーションを得たというところだろうか。
静謐で茫洋としてアンビエントな全体感に、ところどころエレクトロニック、ジャングル、ジューク、ドリルにジャズ的な音を組み込んだサウンドは十分に刺激的。そんなトラック群にときどきエフェクトを効かした二人のVocalが溶け込んでいる。
Lil Yachtyは、④⑧などを除いて、だいぶRapper色を抑えているので、Hip-Hopファンにとっては物足りないかもしれない。
オーストラリアはアデレード出身のシンガー、SiAの6年ぶりとなるオリジナルアルバム。声を聴く限りでは、もっと若いかと思っていたが、1990年代から音楽活動していて、48歳(@2024)になる。CDジャケットで、だんだん、素顔を隠すようになってきたのも彼女の特徴となっている。
サウンドはPopでありながら、硬質なところがあって、流し聴きを許さないような切実な印象を受ける。音が隙間なく押し寄せてくる壮大な感じの曲も多くなっている。
SiAの声は高音は澄んでいて、中低音には迫力があり、パーソナルなことや恋愛を感情豊かに唄っている。
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