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シティ・ソウル ディスクガイド / 編著 小渕 晃, 著者 City Soul Collective

Book Review

シティ・ソウル ディスクガイド

1970s-2010s シティポップと楽しむ ソウル、AOR&ブルー・アイド・ソウル

シティ・ソウル ディスクガイド / 編著 小渕 晃, 著者 City Soul Collective

編著 / 著者

小渕 晃 / City Soul Collective


出版社

DU Books(株) ディスクユニオン


ページ数 / サイズ

207ページ / 20.8 x 14.8 x 1.8 cm


発売日

2018/5/31


定価

2000円(税抜き)

タイトル通り、シティ・ソウルのディスクガイド本。1970年から2018年までのディスクが取り上げられている。 シティ・ソウルって個々人があいまいな括りで捉えていると思うが、本書では、 ”制作者の深い音楽知識、リスニング体験をもとに、ソウルとジャズ、ロックなどのクロスオーヴァーにより生みだされるポップミュージック”としている。


そんなことで、James Taylor, Elton John, Eagles, Paul Simonのタイトルも含めれており、大分、間口が広く、ライターの嗜好も反映されている気がする。


また、冨田恵一、クニモンド瀧口、G.Rina, DJ Jinによるエッセイも掲載されており、彼らなりのシティ・ソウル感も伝わってくるし、アーティストの造形の深さに毎度感心する。


アルバムではなく、そこから特にシティ・ソウルらしいシングルを選んでいることが特徴的でもある。 全部で580タイトル弱が選ばれているが、その中でも1975-1979と1980-1983からの選出が多く、つまり、シティソウル全盛期が1980年を挟んだ10年くらいだったことが判ってくる。

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