ミュージック・ガイドブック 2010-2024 VOL.1 / 編集人 新田晋平
Book Review
ミュージック・ガイドブック 2020-2024 VOL.1

編集人
新田晋平
出版社
株式会社 ミュージック・マガジン
ページ数 / サイズ
320ページ / 18.2 x 25.7 x 1.7 cm
発売日
2023/4/1
定価
2600円(税抜き)
- 掲載総数1400枚以上! 現在進行形のポピュラー音楽を広く、深く楽しむためのディスク・ガイド第1弾! -
雑誌ミュージック・マガジンの増刊となるディスク・ガイドで、Vol.2と合わせて、全ジャンルをカバーしている。 ちなみにタイトルにあるように、2010年から2024年までのCDが対象。前回のミュージック・ガイドブック発行が1994年だったので、その間にリリースされたCDは残念ながら、 対象から外れている。
このVol.1でとりあげているジャンルは、アンビエント、インターネット・カルチャー、クイア、エレクトロ ニック・ミュージック、ルーツ・ミュージック、ロック/ポップスで、 ブラック・ミュージックは、ほとんどVOL2にまわされているが、クイア・ラップはこちらのVol.1でカバーされている。 ジャンル分けもユニークなところがあるが、ジャンルの細分化の潮流を反映し、これをさらにサブ・ジャンルにわけ、 サブ・ジャンル自体の解説が1-2ページ、CDレビューは1ページ当たり5-6枚分掲載されている。
また、CD1枚に割いているスペースが、全て同じで、1人/1グループあたり、基本的に1枚のみなので、広く浅くというポリシーが感じられる。 偏りがないぶん、ジャンルの主役が誰なのかが、判りにくいが、そんなこと、みんな知っているという前提なのかもしれない。 なにしろ、ミュージック・マガジンなので、レビュー自体の質も高く、客観性をもっているのが特徴といえる。