Black Music Album Review by planet.ky
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R&Bシンガー、GIVĒONの2ndアルバム。ロングビーチ出身の30歳で、5年前あたりから、シングル、アルバムをリリースし始めている。年齢的には中堅でもあり、青臭いところはなく、落ち着いて柔らかいバリトンを聴かせてくれる。
サウンドはメロウなスローバラード中心で70年代フィリーソウルを髣髴させる丁寧なつくり。ホーン、ストリングス、シタールなどをフィーチャーしているのも特徴的だ。
2025年春にリリースされたUKのユニット、Saultのアルバム。リリース形態が様々であり、しかも、2022年に同名のEP(重複した曲は無し)をリリースしていたり、“11”というアルバムをリリーズ済みであったりと、若干紛らわしい。
ただ、当作は、とても判りやすい作品になっていて、ソウル、ファンク、ジャズなどをミックスしたようなバンドサウンドで成り立っている。ギター、ブラスなども織り交ぜて、グルーブ感のある曲やメローで流麗な曲などが揃っており、暑苦しくなく、どこかクールなところが特徴といえる。
全曲Cleo Solのソフトで心地よいVocalがフィーチャーされており、彼女のソロアルバムと言ってもいいほど。
New Jersey生まれで、NYをベースに活躍するRapper, ProducerであるMIKEの2025年初頭にリリースされたアルバム。近年、立て続きにアルバムをドロップし、この後も既に一枚リリースしているほどの多作家であり、NYアンダーグラウンドをリードしている人でもある。
ほとんどの曲のProduceを別名のdj blackpowerにて担い、短めの曲が多いので、アイデアから完成までを短サイクルでこなしてそう。サンプリングが主体なのも特徴で、R&B, Jazz、Fusionなどからの落ち着いた曲からの引用が多く、結果、Trackもゆったりとした流麗なものが多くなっている。
これにMIKEの太目なバリトンボイスが加わり、独特な全体感となっている。
今年(2025年)9月の来日前に、突如リリースされたTyler, The Creatorの8作目。前作より9か月というかなり短いインターバルでのリリースとなったが、その分、30分強の短めのアルバムになっている。
コンセプチャルであった前作とは作風も大きく変わっていて、ダンサブルで聴き易いPopな曲がそろっている。このあたり、①にSk8brdという名前で参加しているPharrellの影響が大きい気もする。
80年代のディスコ、ファンク、ハウスを下敷きにしたような曲がほとんどではあるが、そのものではなく、Tylerらしい捻じれた感覚が加わっている。また、多くの曲で本人のVocalも聴くことができる。
単独プロデュースで、これだけのアルバムを作ってしまうとは、Creatorをアーティスト名に持つのも伊達じゃないと思う。
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